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ハピバ!

2010.07.03 Saturday 15:23
今日はGHヒロインである谷山麻衣ちゃんのバースデーですね
てなわけで、久々にGHもののSS書いてみました。

学生パロですが学校ものではありません
お兄さんが存命してます



それでもOKなら読んでくださいいいい!






「へ…今週の、ですか?」

麻衣の表情が一瞬固まった。
それでも相手は素知らぬ顔で続ける。

「うん、頼むよ…土曜日なら学校お休みでしょ?
 人手足りなくて困ってるんだよ、ほんと、お願い!」

こうまで言われてしまってはこちらも断ることができない。
断る理由はあって、ないようなものだったからだ。

「はぁ、わかりました…」

そう言うと向こうは笑顔でお礼を言って、
「明日出てくる人は給料ちょっと弾ませるから!」と加えた。

確かに給料が多めにもらえるのは嬉しいことだ。
苦学生で頼りのない麻衣にとってそれは大いなる好意である。

しかしいくらお金がたくさんあっても、それを使う暇がなければ意味がない。
明日は土曜日で普通の高校生ならば家でゆっくりできるであろう日だ。
この麻衣もそれに値する人物である。

だけれどもその土曜日、7月3日は―――



(あたし、誕生日なんだけどなー……)






バイト先のマネージャーから明日も出てくるようにと言われてしまった。
もともと土曜日はシフトを入れてなかったのだが、
明日に限って急に頼まれてしまったのである。

麻衣がバイトしているところは少し高級なレストランだ。
学校も家も同じ区内にある麻衣にとって、同級生や知り合いが来そうな
近所のファミレスやファーストフード店などはバイト先としてはなんとしても避けたかった。
その為駅近くにあるこのレストランをバイト先として選んだ。
ここならば学生が来る心配もないし、時給も他と比べたら少しだけ高い。
そのかわりといっては何だが、マニュアルも難しく、接客やマナーにも厳しい。

ごく稀に貸切でパーティを行うこともあり、それはシェフからバイトほぼすべての人が
借り出されるほどの忙しさもある。

そしてその貸切パーティが今度の土曜日にあるとか。

麻衣も例外ではなく借り出され、働くはめになるのだった。






「え、麻衣バイトなの?」
クラスの友人が言った。
「うん、なんか人手が足りないからって頼まれちゃってさ…
 ごめんね、みんなせっかく会ってくれる約束してたのに」
「別にあたしたちは良いけどさー、麻衣は良いわけ?
 誕生日なのにバイトだなんて」
「断れなかったんだよね、どうしてもって釘刺されちゃってさぁ…」

友人たちは残念そうな顔をしたが、頑張ってとせめてもの応援をくれた。
プレゼントは来週持ってきてくれるらしい。

「そういえば、今日あの双子いないね」

ふと友人の一人がクラスの周りへ目を向けた。
あの双子と言うのは、ナルとジーンである。
ナルと麻衣は同じクラスだがジーンは違うクラスだ。
だが始業のチャイムが鳴るまでいつもこのクラスに居座りナルと麻衣とおしゃべりをしている姿は
このクラスも見慣れてしまっているので、彼がここにいても何の違和感もないのである。

「ほんとだ…どうしたんだろう」
「麻衣ってば、あの双子と幼馴染なんでしょ?
 なんか聞いてたりしないの?」
「ううん、朝ジーンからメール着てて
 今日は先に学校行っててって言われて…」

そういえば今日は近所に住んでいる双子を見ていない。
あの二人は何かと麻衣の家の前に佇んでは一緒に学校へ行っている。

「麻衣は可愛いからね!誰か変な人に連れて行かれちゃいそうで心配だよ!
 たとえばそこにいる無口な弟とか」
「お前はいい加減麻衣離れをしたらどうなんだ」
「ちゃっかり僕たちについてくるナルに言われたくないんだけどなぁ〜
 まぁナルだったら連れ込む先は僕らの家だろうから全然問題ないんだけどね」

朝からこんな兄弟喧嘩を始めているタフな双子である。



(兄弟そろって休むなんて…サボり?)


だが兄弟喧嘩に巻き込まれることなく平穏な日を過ごすことができた一日だった。



翌日、麻衣は夜の貸切パーティへ向けて仕込みをすべくバイト先へと向かった。
店へつくと入口には『貸切』の二文字が並んでいた。
それを超えて店へと入る。
中では先日麻衣に仕事を依頼したオーナーが店内を掃除していた。

「やぁ、早いね、麻衣ちゃん」
「オーナーこそ…あ、あたし急いで着替えてきますね」

麻衣はロッカールームへと急いだ。


「今日は何人ですか?」

イスをせっせと運ぶ麻衣が訊ねる。

「えーっと、2人…いや、3人だよ」
「え、3人?」
「うん」

3人でパーティというのはいかがなものなのだろう…
正直、あまり面白くないのではと麻衣は思う。
というか、そんなにも小規模なら家でやってほしいものだ。

(そしてその3人の為にあたしは借り出されたのか…)

イスをどっかり置いて溜息を洩らした。

「でも3人なのに今日はほとんど人来るんですよね?」

店員はほとんど来ると聞いている。
だから麻衣も出ない訳にはいかないと来たのだ。

「うん、来るよ。
 この間2人男の子が来てね、直接貸切予約に来たんだ」
「へ、直接?」
「うん、その男の子二人がとってもかっこよくてねー…
 それを見た他の人たちもみんな今日手伝いたいって言ってきてね。
 それに彼らが予約したのはフルコースだからさ、従業員はありったけ
 いてもらわないと困るんだよね」

(男二人…かっこいい…)

麻衣はもしやと眉を寄せた。
だが双子は昨日休んでいたのである。
この店は貸切にする際一週間前からの予約が必要である。
それに3人なので、これは単なる思いすごしということで流すことにした。


とうとう貸切パーティの時間が迫ってきた。
他のバイトやシェフも揃い、大勢で作業に取り掛かった。

「あの男の子かっこよかったよねー」
「うん、早くやってこないかなぁ〜」

すぐ近くで作業していたバイトの子が呟く。
それを聞くたび麻衣は気が気でなかった。

(でもナルとジーンはあたしのバイト先教えてなかったよね…?
 え、教えたっけ?
 いやいやそんなはずはない…)

麻衣は悶々と考え込んだ。


そこへ、扉は開かれた。



「いらっしゃいませ!」

店員一同声を揃えてお客様を迎え入れる。
扉から現れたのは二人の男性。










「ナル…ジーン…?」


麻衣はなんとも情けない声を出した。

「やぁ、麻衣」
「…………」

ジーンはこちらに手を振るが、ナルは無言で腕を組んでいる。

「な、なんでここにいるの!?」

相手は仮にもお客様だというのに、なんという態度だろうと自分でも思った。
しかし彼らはどこかおかしい。
何故かお揃いのダークスーツを着ている。
手には高級ブランドの紙袋をぶら提げて。
その姿はそこらへんに転がっているホストよりもかっこいいと素直に思う。

だが、しかしだ。

(仮にも学生がこんな姿でこんなレストランに…)

予想通りというか、予想外というか…
この二人の登場に麻衣は頭を押さえた。

「さて、パーティを始めようか」
ジーンが笑顔で言うと同時に店員たちはバラバラと各持ち場についた。
麻衣も遅れをとらないよう足を動かそうとすると腕を掴まれる。

「お前はこっちだ」

ナルの顔がいきなり間近に現れたため麻衣は一瞬言葉が出なかった。
それを良いことにナルはズルズルと麻衣を引きずってイスに座らせる。
その両サイドにはナルとジーン。
麻衣は状況を理解できずに目線を二人に行ったり来たりさせる。

すぐに並べられた料理たち。
ここの料理がおいしくまた高級であるのは麻衣にも当然知っていることだった。

「その格好も可愛いねー。
 本当は今日ぐらい制服とかじゃなくて可愛い格好でもしてもらおうかと思ってたんだけど、
 どうしてもサプライズにしたくってさー」
「さぷらいず…?」

さぷらいず?
なんだっけそれ
驚かせること、みたいな?

「麻衣」

ナルの声に顔を向けるとそこには大きなホールケーキがあった。

「「誕生日おめでとう、麻衣」」

ステレオ放送のように左右同時に流れてきた声に
ようやく自分の立場を理解した。

「じゃあ蠟燭に火つけたから、電気消してもらえるー?」
ジーンが手を挙げて指示する。
「一発で消せよ」
ナルは相変わらず小馬鹿にしたような微笑みでこちらを見てきた。


勢いよく息を吹いて、炎をかき消す。

周りからは盛大な拍手と大きなクラッカーの音が響いた。


「麻衣の誕生日、どうしても僕らだけで祝いたくってね。
 どうやって麻衣を独占しようかと思ってたんだけど、ナルがこの案を
 出してくれてさー」
「ナルが…?」
「ジーン」

余計なことを、と言わんばかりの顔でナルはジーンを睨んだ。
それでもジーンは怯まない。

「ただの貸切パーティじゃつまんないから、オーナーさんと話して
 直前まで麻衣に黙っておこうと思ってね」
「ありがとう二人とも…」

二人の気遣いに涙を流しそうになるが、それをぐっとこらえる。
心から楽しめるように。

「さぁ、たくさん食べてね、麻衣。
 今日は僕らのおごりだから。
 あとこれは誕生日プレゼントで――」
「ジーン、それは後から渡せばいいだろう。
 今は麻衣が食べることのが優先だ」
「それもそうだねー。
 でも、これだけはさせてね」

ジーンが一瞬顔を下げた。
それは本当に一瞬だった。

ちゅ

「――!!」

何をされたのか気づくのにかなりの時間がかかった。
キス、された。
ほっぺにだけど…

慌てて頬を押さえるが顔の火照りはとれない。

「ジーン!」
「あははは!僕からの誕生日プレゼントその1だよ!
 ナルも悔しかったらやってみな?」

ナルが何やら怒っている。

「麻衣」

耳元でナルが囁く。

「僕のは後で、な」
「!」
その言葉に慌ててナルを見ると勝ち誇ったかのような顔をしていた。
その顔を見て余計顔が熱くなった。








はい、麻衣ちゃんバースデー記念SSでした
麻衣ちゃんあんましゃべってないな…無駄に長かったのに…
ジーンがべた惚れだなw














麻衣ちゃん…なんか違う…orz


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