そういえば伝えるの忘れてましたが、コレ罰エンディング後で勝手にハッピーエンド設定にしちゃいました
なので達哉も舞耶も向こう側の記憶を共有したままこちら側で生活してます
おもっていたのよりだいぶ長くなりました…
ケータイから編集してるので予測変換のせいで誤字脱字が多発してないか心配です!
もしあったらこっそり報告してくださいね(堂々でもおk)
とりあえず11月1日の一番古い記事から読んでください…
読んでる方は続きから!
嘘だ嘘だ
舞耶は頭の中で何度も唱えた。
達哉は何よりも他人を大事にする人だった。
だから舞耶が克哉を好きだと言えば達哉はすんなり身を引いてくれると思っていた。
「それが舞耶姉にとって幸せなら…」と
「あんたが兄さんを好きだと言うなら俺は俺のやり方で、あんたに愛してもらえるように努力する。何ヶ月、何十年かかっても。………あきらめたりなんか、しないからな」
舞耶が大きく深呼吸をする。
膨らんだ胸が達哉の腹部にあたる。
「……私は、キミに愛してもらえるような存在じゃない」
呟いたつもりだったのだが、周囲には先ほどからちらついている粉雪しかないので、静寂の中で響いたものになった。
「私はね、キミみたいに純粋じゃないの。汚いわ」
「舞耶姉…?」
訝しむような声。
達哉は舞耶の表情を伺おうとするが彼女はそれを頑なに隠した。
「分かる?キミみたいに人を真っ直ぐ愛せない。私の心は歪んでいるわ。キミを手放すために克哉さんまで利用しようとしてるの」
キラリと、舞耶の暗い目元から何かが落ちた。
雪ではない。
涙、だ。
「達哉クンが…過去に私にやってしまった過ちに対して責任感を持っているのは分かるわ。でも、もういいのよ。私にはキミの守りも何もいらない…」
言葉を紡ぐたび涙が零れていく。
泣けば彼が余計に負い目を感じ再び責任感に縛られてしまうのを知っているのに、止まらない。
最低だ、私
舞耶が力を込めて達哉の胸を押すとあっさりと達哉は後ろによろめいた。
油断していた達哉も突然のことに驚く。
走り去ろうとする舞耶の腕を掴もうとするが、間一髪のところで逃した。
その腕は舞耶の背中が見えなくなるまで降ろされることはなかった。
な、なんかグダグダになってきたぞ…
ちゃんと終わるのか!?