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お隣の夫婦事情(風間×千鶴) ※頂き物!

2011.03.05 Saturday 16:52
惇が超超尊敬してるサイト様から小説をいただいちゃいましたあああ!!
これはもう嬉しすぎて発狂ものです^^^^
ありがとうございます六条さん!!
うわあああ嬉しいいい
しかも大好きな風間×千鶴もんですよ
ほら、前惇が鬼嫁の記事書いたときあったじゃないですか^^
あれですよ、あの時のリクエスト!
キャーキャー!!><
もちつけ自分ww

六条さんほんとうにありがとうございました!

それでは、サイトERAの管理人六条さんによる小説をどうぞ!!
あ、直リンは流石に迷惑かなと思って、こちらに小説を移させて頂きました…
リンクURLでお持ち帰りしたのを貼ろうかどうか迷ったのですが…;w;


ERA
管理人・六条さま
(ケータイサイトです)

勝手にリンクすみません…orz
もしご不満があったら申して下さい!





[お隣の夫婦事情]



(第三者視点)

俺は、ごく一般的な生活を営む健全な成人男性である。
そんな俺は親からの協力と自分自身の努力で手に入れた、そこそこなマンションに住んでいるんだが、つい先日、俺の家の隣に若い男女が引っ越してきた。
彼らは所謂新婚というやつで、最初に二人揃って挨拶にやって来た時、俺は思わずたまげてしまった。
確かに、近所のマダムの間ではすっかり噂にはなっていたが、彼らはなんとも美形な容姿をした夫婦だったのである。
夫はあまり表情を変えることは無かったが、妻はきちんと挨拶をしてくれたし、何より若者にしては常識のある夫婦だった。
あんなに可愛くて優しそうな妻がいたら、夫もさぞ毎日が楽しいだろうに。
…というわけで、この日から俺のお隣さん夫婦観察生活が幕を開けたのだ。




朝。
俺はどうやら、隣の夫と家を出るタイミングが毎朝同じらしい。
ガチャ、と玄関の扉を開けると、隣の扉も全く同じタイミングで開くのだから不思議だ。

「じゃあ行ってくる」
「あ、千景さん待って下さい。ネクタイが曲がってますよ…はい、出来ました」
「…ありがとう」
「行ってらっしゃい」

妻に手を振られて少し赤面気味の彼と目が合った。

「おはようございます。いやー朝から見せつけてくれますね」
「…別に、あれはいつものことだ」

恥ずかしそうにフン、と鼻をならして夫は歩いて行ってしまった。
いつものことだなんて、羨ましいこと山の如しじゃないか。
俺も風間さんちの妻みたいな可愛い奥さんが欲しいな…。
なんて、彼女さえいない俺が言っても仕方ないんだけど。
とにかく、彼等の朝はいつもラブラブで見ているこっちが胸やけしてしまうような思いだ。
まぁ、若い夫婦っていったらそんなものなのだろう。
何度も言うけど、奥さん可愛いし優しいしなぁ。




ある日の休日の夕方のことだ。
ピンポーン、と家のチャイムが鳴った。
モニターで確認してみると、映っていたのは風間さんちの奥さん。
俺はすぐさま玄関の外へ出た。

「こんにちは。いきなりすみません」
「いえ、それはいいんですけど、どうしたんですか?」
「実は今夜、うちで鍋をするんですけど良かったらご一緒にどうですか?」
「え…俺がですか?」
「はい」

心外だ。
どうしてただのお隣さんなだけである俺なんかを誘ってくれたのだろうか。

「でも、いいんですか?」
「はい。せっかくお隣なんですから、これからも宜しくして頂きたいですし、是非と思って」

可愛い笑顔でそんなことを言われてしまっては、断ることなんてできない。
俺は言われるがままにホイホイとついて行ってしまった。
風間さんの家のリビングは落ち着いた雰囲気で、とにかく綺麗でおしゃれだった。
四人掛けのテーブルの上には既に土鍋が用意されていて、湯気をたてながらグツグツと音を立てている。
夫は既に席に着いていた。

「すみません、俺までお邪魔してしまって…」
「あいつの決めたことなのだから別にかまわん」
「そ、そんなものなんですか?」
「あぁ」
「はぁ…」

まぁ奥さんがあれほど可愛かったら何でも従っちゃうのかもしれないけど、この旦那さん相当な惚れっぷりだな…。
彼の見かけによらない意外な一面を見た所で、お酒が出てきた。
勿論奥さんの優しいスマイル付きで。
思いのほかの居心地の良さに、結局酔っぱらって夜遅くまで居座ってしまった俺は、いつの間にかすっかりこの夫婦と意気投合した。

「もう、千景さん飲みすぎですってばぁ」
「千鶴だって飲んでいるだろう」
「そんなに飲むなら今月のお小遣いから飲んだ分だけ引きますからね〜!ひっく」
「ははは!そりゃいいですねー、夫もこんな可愛い奥さんに叱られるんですから本望でしょう?」
「全くだ…なんてな」
「はははは!」
「うふふ。そう言うのなら遠慮なく、もっと飲んでくださいね」
「そうだ。飲め」
「じゃあ飲みます」
「ふふ、もう千景さんったら知りませんよ?」

きっと俺たちは近所迷惑だったに違いない。
なんて思いながら奥さんを見ると、にこにこしながら夫を見ていた。
手に持っていたグラスにヒビが入っているように見えたのは、きっと酔っ払っていた俺の錯覚だろう。




次の日。
朝起きると割れるように頭が痛かった。
でも会社があるために、重たい体を無理矢理起こして支度をしていつものように玄関の扉を開けると、いつものように、お隣さんの扉も同じタイミングで開く。

「行ってらっしゃい千景さん…あ!おはようございます」
「おはようございます。昨夜はどうもすみませんでした、長居してしまって」
「いいえ、こちらこそ。大丈夫ですか?二日酔いの方は…」
「はは、まぁなんとか…」

話も適当に切って、エレベーターに乗り込んだ所で改めて夫を見ると、少し顔色が悪かった。

「風間さんも二日酔いですか?」
「ああ。…そういえば、小遣いを減らされた」
「は?」

そんな彼から唐突に切りだされた話題は、思いがけないものだった。
小遣いを減らされただって?

「どうして…」
「飲みすぎたからだ」
「昨日ですか?」
「うちでは一日の酒の量が決まっている。あいつが健康の為だと言ってな」
「…いい奥さんじゃないですか」

自分だったら嫌だけど、というのは心の中にしまっておいた。
そうか、意外だな。
あの奥さんは、見かけによらず結構厳しいみたいだ。
いや、これも愛する夫を想ってのことだろう。
そう思うと、あの奥さんほど出来た人はそうそう居ない。
不覚にも、いいなぁ、欲しいなぁなんて(もちろん冗談だけど)思ってしまった自分に葛を入れた。




それから暫く経った日の深夜、世間で言う“嫁の怖さ”に直面する事態がついに俺に訪れる。
俺はマンションのロビーで、風間さんとこの夫と出くわした。

「あ、こんばんは」
「…今帰りか?」
「はい。風間さんも?」
「そうだ。会社の奴らと飲みに、な」

そう言う風間さんの顔は確かに赤くて、そのままエレベーターに乗り込めば、相手も酔っぱらっているからか自然といつも以上に弾む会話。

「良いですね、あんな可愛い奥さんが家で待ってくれてるんですもん」
「…やらんぞ」
「遠慮しておきますよ。あなたに殺されそうだ」
「ふ、全くだ。…おい、今度一杯飲みに行かぬか」
「良いですね」

エレベーターが階に到着して、俺たちは同じ方向へ進んでいく。
こんな時間だからか、辺りは静かで、きっと風間さんの奥さんも寝てしまっているに違いない。
俺は小声で別れを告げた。

「じゃあ、また」
「ああ。千鶴にも話しておく」
「飲酒制限の件、少し緩和されればいいですね」
「まぁな」

カチャリ、俺は薄暗い明りで照らされた玄関扉の鍵穴に鍵を差し込み、扉を開けた。
しかし、そのまま家に入りそうになった時に隣の家から聞こえてきたのは不思議な音。

ガシャン!

「……風間さん?」

気になって隣へ様子を見に行ってみれば、なんということだ。
風間家の玄関扉は、鍵はあいているものの見事にチェーンが掛かっていた。
そのチェーンを無言で見つめる彼は、ピンポーンとインターホンを押した。
…だが反応がない。
家の中から明かりがもれているから、奥さんが寝ているということは多分ないのだろうけど…
ピンポーン…
ピンポーーン……
ピンポンピンポンピンポン

「ちょ、風間さん近所迷惑ですよこんな時間に!」
「千鶴、開けろ」

ピンポンピンポンピンポン

『…はい』
「!千鶴。俺だ、今帰った」
『千景さん?』
「ああ」
『そうですかお帰りなさい』

なんだ、奥さん起きてたんだ。
これで風間さんが一晩中締め出されることもなさそうだ、と安堵していると、何故かインターホンの応答はプツリと音を立てて切れてしまった。
…あれ?なんで今、切れたんだ?

ピンポーン

『はい?』
「はいじゃないだろう。開けろ」
『何をですか?』
「とぼけるな。玄関のチェーンを外せと言っているんだ」
『…連絡も無しにお酒を飲みに行かれて、こんな深夜に帰って来られた挙句、妻は“はいそうですか”と夫の言いなりになってお迎えしなきゃいけないんですか?』

ちょ、奥さん……こ、怖…!!
いつもとは全く違う声音に、俺の顔は思わず引き攣る。

「…分かった。俺が悪かった。だから開けろ」
『“開けろ”?』
「……開けてくれ」
『……』
「……………開けて下さい」

あ、あの風間さんが敬語を……!?
正直、こんなに完全に嫁の尻に敷かれてしまった夫を見るのは初めてだ。
成るほど。妻を怒らせるとこんな風になってしまうのか。大変だ。
と言うより、この二人にはいつも、夫婦って大変だなぁ、と改めて感じさせられてしまう。
でも、これでさすがに許してもらえただろうと返事を待っていると、衝撃的な現実を奥さんは付きつけた。




だが断る。



『お断りします。今夜はお隣さんにでも泊めてもらって下さい』

ブチッ。
無情にも切れてしまったインターホンを前にして、立ちすくむ男が2人。
…う、うそぉぉぉ…!
あの優しかった奥さんは何処へ?
え、夫婦喧嘩ってこんなもんなのか?
これはまだ温い方なのか?
そもそもこれは夫婦喧嘩なのか!?
色んな疑問が雨のように降ってくる中、隣の風間さんに目をやった。
すると。

「か、風間さん…?」
「……ふ、可愛いやつめ」

え…えぇぇぇぇぇ!?
何をどう受け取ったのか風間さんは照れ笑いを浮かべている。

「俺が帰ってきたことを素直に喜べんのだな」

風間さん、それはちょっと違うよ!
さっき奥さん本気で怒ってたよ!
チェーンかけるとかはっきり言って鬼嫁だよ!

「…とりあえず、今晩は邪魔させてもらうぞ。酒はあるか?飲み直すのも悪くないな」
「え、ちょ、勘弁してください…明日は朝早いんで…!」
「つべこべ言わずについて来い」
「いや、ついて来いってそこ俺の家…!」
「誰が俺の嫁だぁぁぁ!!千鶴はやらんと言ったはずだぞ」
「嫁じゃなくて家です!家!」




どうして俺はこんな目に合わなきゃいけないんだろう。
早朝、酒の匂いが充満している散らかった部屋を見渡して俺は口元を押さえた。
しかも同じ空間で寝ているのが隣の家の旦那なのだから、色気も何も合ったもんじゃない。
俺は一体いつまでこの夫婦喧嘩(?)に巻き込まれるのだろう…一晩経ったし、奥さんもそろそろ許してくれないかな…と思っていた矢先であった。
ピンポーン…とインターホンの音が家中に響く。
こんな朝早くに一体誰が、…まさか。
そう思い外に出てみると、やはり立っていたのは風間さんの奥さんだった。

「こんな朝早くにすみません、おはようございます」
「いえ、それは大丈夫なんですが…どうかしましたか?」
「はい。昨日の夜は巻き込んでしまってごめんなさい…」
「あー、いや、いいんですよ別に…」
「朝起きて千景さんがいなかったから…本当に帰らなかったんだと思って…」

いや、帰らなかったんじゃなくて帰れなかったんだと思うんですけど…という台詞は心の奥底に閉まっておこう。

「千景さんがお世話になりました。まだ居ますか?」
「はい。どうぞ上がってください」
「ありがとうございます。お邪魔します」

奥さんが靴を脱いでいる間に部屋に行ってみると、風間さんはまだ熟睡していた。
そりゃそうか。結局一晩中自分の奥さんについて語っていたのだから。

「あぁ、千景さんたらこんな薄着で寝てしまって…」

奥さんは心配そうにそう呟いて、床の上で屍と化している夫の肩に、自分が羽織っていたカーディガンをかけた。
…二人を見ていて、ふと思うことがある。
確かに、夫婦は大変だ。
身勝手な理由であまりに帰宅が遅いと夫は妻に締め出されてしまうし、収入は家計をやりくりするためにも計算して使わなければならない。
もしそのうち子供が出来たらもっと忙しくなるだろうし。
…だけど、

「……ん、…千鶴…?」
「千景さん起きましたか?」

どれだけ喧嘩をしても

「俺は何故こんなところで…」
「ごめんなさい、私が昨日やりすぎたせいで…」

どれだけ嫁が怖くても

「風邪ひいてませんか?」
「あぁ…大丈夫だ」
「本当なんですか?もう…もし風邪を引いてても、お仕事休ませてあげませんからね?」
「ふん、また照れ隠しか?可愛いやつめ」

どれだけ夫が馬鹿でも、
夫婦ってのはいいもんだ。
俺は運命の人に巡り会えた二人を羨ましく思った。
それと同時に、この先も見守って行きたい、とも。
少なくとも俺にも彼女が出来て、そして結婚したら…夫婦仲間にもなれる。
まぁもしかしたらその頃風間さんちには子供がいるかもしれないけど、いや、もしかしたら俺には彼女さえ出来ていないかもしれないけど。
とにかく、これからどんなことが起きるにせよ、この風間さんの旦那と妻が、いつまでも仲睦まじく共に在れたらいいなぁと、俺は思いました。

…あれ?作文?



(次の日、エレベーターを待っていると少し遅れて風間さんがやってきた。冷えピタを貼っていた。言わずもがな、後ろで奥さんが笑顔で風間さんを送り出していた。今日も夫婦は大変だ)








おわり


六条さん素敵な小説をガチありがとうございました!!





薄桜鬼 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |

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| - | 2011/03/18 4:58 PM |

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