HYDE

HELLO!!版権&オリジナルの小説用のblog ※小説は全てフィクションだから実物とは何も関係なっしんぐ

スポンサーサイト

2016.04.11 Monday

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | - | pookmark |

捧げよう(free)

2007.08.31 Friday 23:12
フリーSSです


今日は『俺』にとって特別な日
それは『俺』以外誰も知らないと思っていたけど…?









今日はいつもよりやや曇った朝
だけどそれ以外は何も変わらない、はず
そのはずだ


捧げよう


いつものように職場に行けば勿論そこは変わらぬ空気。
皆がパソコンやら書類やらとにらめっこしている。

「あ、おはよう」
挨拶をしてきたのは同じ職場にいる女の子。
最近は互いに忙しいが、よく飲み会やパーティーで喋る。

この子も何も知らないはずだ

「おはよう」
いつも通り返事をすれば彼女は微笑んで自分のデスクへと行った。
「よー、はよー」
途端後ろから肩を掴まれ、振り返ればの友達。
低いテンションだが、なかなか良いやつで話しやすい。
俺の1番の理解者であり、1番の男友達、親友だ。
「あぁ、おはよ」
こいつは…知らない、かな?
言った記憶ないし…


そうしたこうしたで自分のデスクへ座ると、すかさず横から真っ黒のコーヒーが。
「おはようございます」
いつも俺にコーヒーやお茶をくれる子だ。最近入ってきたばかりの女の子。
「あぁ、おはよう。コーヒー、ありがとね」
いつもその日の気候や天気に合わせて飲み物の温かさを考えてくれる彼女気遣いを俺は知ってる。

この子は当然、知らないだろう




昼休みは仕事の中で最も好きな時間。
外で食べてくる人、コンビニ弁当を食べる人、愛妻弁当を食べる人。
色々いるけど俺はカフェテリアが1番。
おばちゃんが作ってくれる定食は最高だと思う。

今日が今日だけに、いつもは少し高くて食べないジャンボエビフライ定食を頼む。


「ここ、空いてる?」
俺と親友で仲良くいつも通り飯を食っていたら、横に誰か来た。
顔を見上げると、上司の姿。
「あ、先輩。どうぞどうぞ」
俺はエビフライ定食をやや端側に寄せる。
先輩はヘルシー定食を置き、俺の隣に座った。
「先輩、ヘルシーにしたんですか?それ、味薄くないっすか?」
俺の真向かいにいた親友が尋ねた。ちなみに彼は日替わり定食。
「んー…いや、安いし、健康的だし?味は薄いが慣れりゃ美味いもんだ」
その言葉を聞いて、俺は自分のエビフライを見つめる。
「……先輩、エビフライ食べます?」


そう言った瞬間、先輩は「はッ!?」と驚いたが、その後大笑いされた。

「いいよ、お前からはもらえねぇって」




もう帰宅の時間だ。
今日は先輩(ヘルシー定食の)に何故か膨大な仕事を頼まれ、いつもより遅くに帰るハメになってしまった。
……今日に限って、ツいてない


結局今日は何も誰にも言われなかった。


自宅であるアパートの帰り道。
真っ暗な中、その暗闇に溶け込むようにして地面に何かが落ちていた。
よく見るとそれは黒猫の死体だった。

(車か何かにひかれたのか?)
俺は黙ってその場を去っていくが、街路灯に照らされてよく見れば周りは血で汚れていた。


(俺もいつかはあんな風に…)


悪く言えば、今日は死に一歩近付いた日でもある。





漸くアパートについた。
階段をうるさく歩くと苦情がくるので慎重に。

(本当に何もなかったな…)
鞄の中から鍵を探す。

ドアを開け、玄関で靴を脱ぐ。

全く、今日に限って災難だ
今日は1年に1度の……



そこまで考えて止めた。
馬鹿馬鹿しい。俺はもう大人だぞ?
一体今日でいくつになったと思ってるんだ?


そう思い、居間の電気をつけた。








その時

パァン!!



何かの破裂音がした。
俺は驚いた。

「HappyBirthday!!」


そりゃ、驚くだろう?
目の前には親友と先輩と女の子2人がクラッカーを持って…今日俺と関わった皆が居間に居たんだから。



しかもなんかフライドチキンとか色々ご馳走あって
中心にはホールケーキ
しかも俺の好きなショート




あぁ、皆、俺のこと知ってたんだな。

『俺、今日誕生日なんだ』
何となく、気が引けて言えなかった。
何もなく終わると思っていたのに



今日、俺は歳をとった
成長した
死に近付いた

でも嬉しかった






俺は一瞬呆然としたが、その後笑いながら言った。



「どうやって入ってきたんだよ」







誕生日って、自分より自分に関わった人に感謝したいな

てな訳で、これは私からの贈り物
フリーだから煮るなり焼くなりして取ってって下さい
でも展示する場合は必ず著者名は書いといてチョ!!


読んでくれた全ての人へ


Thanks,HappyBirthday!!
オリジナル | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |

スポンサーサイト

2016.04.11 Monday 23:12
- | - | - | pookmark |

コメント

Happy Birthday!!!!!

ステキです〜!!!!

途中でドキドキしちゃいましたヨ〜

残業もわざとですな〜こりゃ(笑)

・・・それにしても、一体どうやって入ったんでしょ???
| おとしん | 2007/09/02 12:10 PM |
ありがとですおとしんさ〜ん!!!

残業はわざとですね
ある意味プレゼント



ちなみにどうやって家に入ったのかは永遠の謎です^^



…今読むと登場人物の名前ひとつも出てきてないや(笑)
| 惇 | 2007/09/02 11:50 PM |

コメントする










この記事のトラックバックURL

http://leno2.jugem.jp/trackback/34

トラックバック

http://be-equal-to.com/8A5898489394/

街路灯街路灯(がいろとう)とは、デザイン性を高めた街灯の一種である。機と風力発電機を備えた街路灯の一種(北海道稚内市).wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History License:GFDL
| 【車・道】用語辞典 | 2007/10/02 5:26 PM |